[奈良・明日香]
中尾山古墳(なかおやまこふん)・終末期八角墳・国営飛鳥歴史公園内
中尾山古墳(なかおやまこふん)〒634-0144 奈良県高市郡明日香村大字平田 国営飛鳥歴史公園内
TEL:0744 54 2441 飛鳥管理センター
TEL:0744-54-5600 明日香村文化財課 〒634-0111 奈良県高市郡明日香村大字岡55番地
( 最新情報は公式ページ・問合せ先にてご確認下さい。⇒ 公式サイト )[中尾山古墳(なかおやまこふん)・国営飛鳥歴史公園内]
ワンポイント☆彡
- 飛鳥史学文学講座
中尾山古墳に関する特別講演を開催(要申込・有料)
2020年12月13日(日)13:00~ 会場:明日香村立中央公民館
問合せ先:TEL:06 6368 0055(受付 9:00~17:00) 関西大学教育後援会事務局
詳細⇒クリック - [中尾山古墳] 世界遺産登録を目指す「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」の構成資産。
- 参考情報☆彡
- [奈良・明日香] 中尾山古墳(なかおやまこふん)・終末期八角墳・国営飛鳥歴史公園内
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全国で大仙陵古墳(仁徳天皇陵)に次ぐ第2位規模の巨大古墳。
古墳を築造時の土の量は約143万㎥で、仁徳陵古墳を抜いて最大。 - [大阪・南河内] 聖徳太子墓・磯長墓(しながのはか)・叡福寺北古墳(えいふくじきたこふん)
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これまでのイベント情報履歴☆彡
- 史跡中尾山古墳の発掘調査現地見学会
日時:令和2年11月28日(土)・29日(日) 両日とも、10:00~15:00
※小雨決行、荒天中止
場所:国営飛鳥歴史公園 高松塚周辺地区内
申込:不要
問合せ:TEL 0744-54-5600 明日香村教育委員会事務局文化財課
中尾山古墳は、文武天皇陵?
中尾山古墳、文武天皇陵の可能性高まったと話題になっているね。
そうそう、江戸時代には文武天皇陵とされたけど、現在は、宮内庁が高松塚古墳の南東約200mにある陵墓を文武天皇陵に指定しているんです。研究者は、ここ中尾山古墳を真の文武天皇陵としいるみたいです。
(下欄「発見の足どり」みてみてね。)
この中尾山古墳は、奈良県や明日香村が連携して世界遺産登録を目指す「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」の構成資産なのです。
それで、今回の2020年11月26日(木)の共同記者発表なんですね。
2020年(令和2年)9月から関大考古学研究室と明日香村教育委員会で、中尾山古墳の発掘調査を開始して、古墳の大きさ、精巧な加工技術と朱塗りが施された石槨内部の構造が明らかになったと。
- [2020年11月発表の調査結果(抜粋)]
- ・中央部の墳丘は、高さ5m以上、対辺長約19.5mの3段構造。
- ・その外側に3重の石敷き。
- ・内部は火葬した被葬者の遺骨を入れる石室が10個の巨石で構築。
- ・石の表面は、研磨技術で磨かれている。(同様の石室は他の古墳では見つかっていない)
- ・約0.9m四方の石室内部はすべて水銀朱で塗られていた。
- [関西大学文学部の米田文孝教授らによる推定]
- ・使用された石材の総重量は約560t。
- ・築造に約2万人の労働者が従事。
「真の文武陵」異例の成果 奈良・中尾山古墳 陵墓指定なく調査可能 - 毎日新聞 https://t.co/VcjLVvBHNu
— Historie (@historie_jp) November 27, 2020
高松塚古墳から北へ200mのところなんですね。周辺には天武・持統天皇陵などたくさんの古墳があるから探索しなくっちゃ。
- [明日香村古墳探索リスト]
- ・野口王墓古墳:八角墳・天武・持統合葬陵
- ・中尾山古墳:八角墳・国の史跡・真の文武天皇陵?
- ・牽牛子塚古墳:八角墳・国の史跡・真の斉明天皇陵?
- ・岩屋山古墳:方墳または八角墳・国の史跡・真の斉明天皇陵?
- ・マルコ山古墳:六角墳・国の史跡
- ・高松塚古墳:円墳/装飾古墳・国の特別史跡
- ・キトラ古墳:円墳/装飾古墳・国の特別史跡
- ・石舞台古墳:方墳・国の特別史跡
- ・都塚古墳:方墳
- ・梅山古墳:前方後円墳・現欽明陵
[中尾山古墳]
[中尾山古墳]
中尾山古墳(なかおやまこふん) 概要
( 最新情報は公式ページ・問合せ先にてご確認下さい。⇒ 公式サイト )
名 称 | 中尾山古墳(なかおやまこふん) |
---|---|
別 称 | 中尾石墓 |
所属 | - |
所在地 | 〒634-0144 奈良県高市郡明日香村大字平田 国営飛鳥歴史公園 |
形状 | 八角墳 |
規模 | - |
埋葬施設 | - |
築造時期 | 7 世紀末~8 世紀初頭 |
被葬者 | 江戸時代には文武天皇陵とされたが、現在、宮内庁が高松塚古墳の南東約200mにある陵墓を文武天皇陵に指定。研究者の定説として、ここ中尾山古墳を真の文武天皇陵と。 |
陵墓 | - |
史跡 | 国の史跡 |
出土品 | - |
駐車場 | 有り(無料) |
アクセス | 近鉄「飛鳥」駅下車→徒歩約15分。 |
問合先 | 飛鳥管理センター TEL:0744 54 2441 FAX:0744 54 4633 飛鳥管理センター 〒634-0144 奈良県高市郡明日香村大字平田538 |
その他 | ・墳丘は、直径約29.4m、高さ約4.0mの三段築成の八角形墳(1974年調査)。 ・中尾山古墳の立地や年代、そして火葬墓などから文武天皇檜隈安古上陵の蓋然性が高いと考えられている。 |
発見の足どり
- 元禄時代: 奈良奉行所与力・玉井与左右衛門が実見。長四尺、横三尺の石の存在が報告。
- 1736年(享保21年): 『大和志』の中で「平田村に在り、俗に中尾石墓と呼ぶ」と記され、文武陵とみなされている。
- 明治時代: 野淵龍潜等の古墳を踏査。
- 1914年(大正3年): 石槨や墳丘をとりまく石列の測量調査等実施。
- 1927年(昭和2年): 内務省により国史跡に指定。
- 1970年(昭和45年): 墳丘部分の再測量を行ない八角形墳である可能性が高まる。
- 1974年(昭和49年): 環境整備事業として発掘調査実施。墳丘は対辺長約30mの三段築成の八角形墳と確認される。墳丘内部に蔵骨器を納める横口式石槨を備えたものと推定。
- 2020年(令和2年)9月:関大考古学研究室と明日香村教育委員会により世界遺産候補「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」の構成資産である史跡中尾山古墳の発掘調査を開始。
2020年11月26日(木)共同記者発表。古墳の大きさ、精巧な加工技術と朱塗りが施された石槨内部の構造が明らかに。
参照:関西大学 プレスリリース(文化、地域連携 2020年11月27日 No. 43 )⇒クリック
知っ得情報☆彡
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参考資料・サイト☆彡
- 国営 飛鳥歴史公園 公式サイト ⇒ クリック
TEL:0744 54 2441 FAX:0744 54 4633
飛鳥管理センター 〒634-0144 奈良県高市郡明日香村大字平田538 - 史蹟名勝天然記念物保存協會 編纂『奈良縣に於ける指定史蹟』内務省藏版. 第1册, pp. 45-48
- 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1901456/33
- 飛鳥寺・明日香村 公式サイト ⇒ クリック
明日香村役場 〒634-0111 奈良県高市郡明日香村大字岡55番地 - 飛鳥寺研修会館 修徳坊 ⇒ クリック
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- 奈良県 桜井市観光協会 ⇒ 公式ホームページ
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- 大神大物主神社>神社資料データベース・古代-神社データ ⇒ クリック
- 和田萃編『古代を考える 山辺の道 古墳・氏族・寺社』石上神宮禰宜白井伊佐牟、吉川弘文館、1999/2