[奈良・斑鳩] 法輪寺(ほうりんじ)・飛鳥様式の三重塔は斑鳩三塔の一つ・三井(みい)の里

[奈良・斑鳩]
法輪寺(ほうりんじ)・飛鳥様式の三重塔は斑鳩三塔の一つ

法輪寺(ほうりんじ) TEL:0745-75-2686 〒636-0101 奈良県生駒郡斑鳩町三井1570
( 最新情報は公式ページ・問合せ先にてご確認下さい。⇒ 公式サイト )

[奈良・斑鳩] 法輪寺(ほうりんじ)・飛鳥様式の三重塔は斑鳩三塔の一つ・三井(みい)の里

[ 法輪寺(ほうりんじ)]

 

 

 

ワンポイント情報☆彡

  • 妙見護摩祈祷: 毎月15日
  • お写経の会: 毎月第4日曜日 09:00~16:00
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  • ・飛鳥様式の三重塔は斑鳩三塔の一つ。三重塔の風鐸の音は必聴。
  • ・伝、聖徳太子感得の妙見菩薩。
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  • 【斑鳩三塔】
    ・法隆寺 詳細⇒クリック ・法起寺 詳細⇒クリック ・法輪寺 詳細⇒クリック

 

これまでの行事・イベント☆彡

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  • 星祭り:2019年2月3日
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  • 秋季特別展「妙見堂特別公開と秘仏妙見菩薩像御開帳」
    平成30年11月1日~11月7日 09:00~16:00
    拝観:大人 600円、中高生 500円、小学生200円

 

 

 

 ここが「法輪寺(ほうりんじ)」だよ。
 境内の三重塔は、法隆寺の五重塔、法起寺の三重塔とで斑鳩三塔と呼ばれている。歴史はあるけど世界遺産「法隆寺地域の仏教建造物」には含まれていない。

 法輪寺の三重塔は、斑鳩三塔の一つだというから、世界遺産に含まれていても良さそうなのにね。

 

 そうだね。法輪寺は世界遺産「法隆寺地域の仏教建造物」には含まれないね。
現在の三重塔は1975年の再建だし、法輪寺についての寺史に関わる史料がなく、創建の詳細は不明なのも理由のひとつなんだって。でもね、発掘調査の結果などからは、7世紀中頃に存在していたんだって。

 発掘調査の結果って、どんなことなの?

 

 発掘調査してわかったことは、法隆寺の再建伽藍に近い瓦の出土、それより一段階、古い瓦とが出土していることや、前身建物の遺構とみられる掘立柱穴や溝も検出されていることから、創建は飛鳥時代末期、7世紀中頃までさかのぼれるんだって。

 

 

 

 

 

 

 


法輪寺(ほうりんじ) 概要

( 最新情報は公式ページ・問合せ先にてご確認下さい。⇒ 公式サイト)

名 称 法輪寺(ほうりんじ)
別称 三井寺、法林寺、法琳寺
所在地 〒636-0101 奈良県生駒郡斑鳩町三井1570
山号 妙見山
宗旨 聖徳宗
寺格 -
本尊 薬師如来
創建年 伝・ 推古天皇30年(622年)
伝・天智天皇9年(670年)
開基 山背大兄王
百済開法師・圓明法師・下氷新物
札所等 聖徳太子霊跡16番
大和北部八十八ヶ所霊場 第53番
文化財 [重要文化財] 木造薬師如来坐像・木造虚空蔵菩薩立像ほか。
[国の史跡]三井「赤染井」。
拝観時間 ※閉館時間が近づくと入れない施設あり。
期間 拝観時間
3月~11月末 08:00~17:00
12月~2月末 08:00~16:30
休日 年中無休
電話 TEL:0745-75-2686 FAX:0745-75-2686
拝観料
  一般 中学生~高校生 小学生
個人 500円 400円 200円
団体 400円 320円 160円
※団体30名以上。
※障がい者割引あり。
駐車場 有り(無料・普通車 約10台 大型バス約20台)
アクセス ・JR関西本線「大和小泉」駅→ 徒歩約20分。
・JR大和路線「法隆寺」駅→徒歩35分
・JR大和路線「王寺」駅→奈良交通バス「法隆寺前経由奈良」行~「中宮寺前」下車→徒歩約15分。
・近鉄「筒井」駅→奈良交通バス「王寺方面」行~「中宮寺前」下車→徒歩約15分。
その他  

 

 

 

法輪寺(ほうりんじ)・講堂(収蔵庫)

[法輪寺(ほうりんじ)・講堂(収蔵庫)]

 


法輪寺(ほうりんじ)の歴史

 

  • 創建については、
    『日本書紀』、『法隆寺伽藍縁起并流記資財帳(ほうりゅうじがらんえんぎ ならびに るきしざいちょう)』に記載がないので、いろいろな説があるようですが、古くから以下の2つの説がある。
  • 2つの創建説
  • (1)「聖徳太子の子である山背大兄王が太子の病気平癒を祈念して、622年(推古30年)に建立した…」(顕真著『聖徳太子伝私記』嘉禎4年・1238年)
  • (2)「天智天皇9年(670年)の法隆寺炎上の後、百済の開法師・円明法師・下氷新物(しもつひのにいもの)らが建立…。」(『上宮聖徳太子伝補闕記』平安時代前期成立および藤原兼輔著『聖徳太子伝暦』延喜17年・917年)
    この3人の人物の伝記などは不明。
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  • 平安時代-寺勢盛んで、室町時代まで寺観を整えていた。
  • 1367年(貞治6年)正月3日-炎上。
  • 江戸時代初頭-境内に三重塔を残すのみと。
  • 1645年(正保2年)-台風により三重塔を除く建造物が倒壊。
  • 1731年(享保16年)-妙見堂再建。
  • 1737年(元文2年)-吉祥院宝祐(ほうゆう)上人によって再興が始められる。
  • 1739年(元文4年)-三重塔解体修理。この時に現在 国重要文化財指定の「大和法輪寺塔心礎納置銅壺」と内部に仏舎利などを納めていた「舎利孔(しゃりこう)」の鉄蓋(かなふた)が吉祥院宝祐『仏舎利縁起』に絵図が描かれていた。
    ※これまでに確認された古代寺院の舎利孔蓋、法隆寺(斑鳩町)の五重塔の銅蓋は7世紀後半、結城廃寺(茨城県結城市)の石蓋は8世紀などがあるが、法輪寺の三重塔の舎利孔の蓋は7世紀後半、日本最古級、しかも鉄製は初めてである。
  • 1760年(宝暦10年)-三重塔修復。
  • 1761年(宝暦11年)-金堂・講堂・南大門を再建。
  • 1903年(明治36年)-国宝に指定されていた三重塔を解体修理。
  • 1944年(昭和19年)7月21日-落雷により三重塔が焼失。(避雷針は太平洋戦争の金属供出で撤去されていた。)
  • 1950年(昭和25年)-発掘調査・石田茂作博士により法輪寺を発掘・調査。法輪寺の伽藍は創建当時は東に金堂、西に塔が建つ、法隆寺式伽藍配置で、平面規模は法隆寺西院伽藍の3分の2であったことがわかった。

  • 1975年(昭和50年)-三重塔再建。

 

 

めもめも(知っ得情報)

 

  • 1944年(昭和19年) 三重塔、落雷により焼失。国宝指定解除される。
  • 1975年(昭和50年) 宮大工棟梁 西岡常一氏のもと再建。
  •  

 

  • 斑鳩三塔

  • 斑鳩三塔とは、法隆寺五重塔、法起寺三重塔そして法輪寺三重塔をいう。
  • 1.法隆寺(ほうりゅうじ)五重塔 生駒郡斑鳩町   ⇒ クリック
  • 2.法起寺(ほっきじ)三重塔   奈良市登大路町  ⇒ クリック
  • 3.法輪寺(ほうりんじ)三重塔  生駒郡斑鳩町三井  ⇒ クリック

 

  • 南都七大寺(なんとしちだいじ)

  • 奈良時代に平城京(南都・奈良)と周辺にあった朝廷の保護を受けた七つの大寺をいう。
  • 1.興福寺(こうふくじ) 奈良市登大路町  ⇒ クリック
  • 2.東大寺(とうだいじ) 奈良市雑司町   ⇒ クリック
  • 3.西大寺 (さいだいじ) 奈良市西大寺芝町  ⇒ クリック
  • 4.薬師寺(やくしじ)  奈良市西ノ京町  ⇒ クリック
  • 5.元興寺(がんごうじ) 奈良市中院町   ⇒ クリック
  • 6.大安寺(だいあんじ) 奈良市大安寺   ⇒ クリック
  • 7.法隆寺(ほうりゅうじ)生駒郡斑鳩町   ⇒ クリック

 

【参考資料】

 

  • 貝原益軒『和州巡覧記』1692年(元禄5年)
  • 寳祐上人『仏舎利縁起』1741年(寛保元年3月5日)
  • 石田茂作『法輪寺大鏡』大塚巧芸社、昭和12年
  • 黒田曻義『大和の古塔』天理時報社、昭和18年
  • 石田茂作『飛鳥時代寺院址の研究』第一書房、昭和19年

 

  • 『法隆寺伽藍縁起并流記資財帳』(成立期;天平19年(747))
     竹内理三編『寧楽遺文 中巻』東京堂, 1962年9月

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  • 『興福寺流記』(成立期:平安時代末期頃)
    『大日本仏教全書128 興福寺叢書第一』潮書房, 1931年4月
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  • 元興寺仏教民俗資料刊行会編『智光曼荼羅』東京電機大学出版局、1969年
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  • 東野治之『鑑真 』岩波新書, 2009/11
  • 西山明彦,滝田栄(著)『新版 古寺巡礼奈良(8) 唐招提寺』淡交社, 2010/11
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参考サイト

 

 

2018年12月01日