十九山 達身寺 (じゅうくさん たっしんじ)
0795 82 0762 〒669-3626 兵庫県丹波市氷上町清住259
( 最新情報は公式ページ・問合せ先にてご確認下さい。⇒ 公式サイト )
ワンポイント情報☆彡
- 別名「丹波の正倉院」
- 達身寺の裏山の紅葉は、丹波市観光 100選・もみじの名所部門に選定されています。
- 「清住コスモス園」:9月下旬~10月。清住の里(約7ha)の休耕田を黄花コスモス種などが、一面を埋め尽くす。
- [大阪・吹田] 2022年 コスモス・コキアフェスタ・万博記念公園・花の丘
履歴・ワンポイント情報☆彡
- 2020年10月1日(木)より拝観を開始。
9月30日 コスモス祭- 2020年10月開催予定の「清住コスモスまつり」中止。「清住コスモス園」休園。
- [大阪・吹田] 2020年のコスモスフェスタは中止・万博記念公園・花の丘
コスモスの綺麗な時期に丹波を訪れたよ。
ここ氷上町清住(ひかみちょうきよずみ)のコスモス畑、一面に咲き誇っていたよ。
ところで、「丹波の正倉院」と呼ばれているお寺がここ氷上にあるのを知ってる?
知らな~い。でも、なになに?「丹波の正倉院」って、すごく気になるね。
達身寺(たっしんじ)だよ。 達身寺は、行基さんによって開かれたとされ、8世紀頃の建立と云われているんだよ。
お寺に伝わるお話しに、織田信長の丹波平定の命を受けて明智光秀が丹波攻めをした際に、お寺の仏像を守ろうと僧侶達が谷へ運び下ろし長い年月放置されてしまったと…。その後、この村に疫病が流行り多くの人々が亡くなったため、占い師に占ってもらった結果、なんと、「三宝を犯した仏罪である。」と言われ、慌てて仏像を集めて修復し安置したといわれているお寺なんだ。
仏像の数はとても多いんだよ。ご本尊の阿弥陀如来坐像をはじめとする重要文化財の仏像12躯、県の指定文化財が34躯、市の指定文化財が33躯など作りかけのものも多数あるよ。片手のない薬師如来坐像は1200年の前の行基の作品ではないかとか、ご本尊阿弥陀如来坐像は快慶の作ではないかとか…。
すごい、すごい。行基さんとか快慶さんの作品がこのお寺にあるなんて、すごいですね。
でね、仏像は木彫仏で、その大半が一木造り。寄木造りも多く作られたはずだけど、長い間放置されてしまったため現在までその姿を留めることができず、破片化してしまったと思われるとか。
そうそう、ここは、「謎多き、丹波の正倉院」と呼ばれているんだよ。
えっ、それは何でなの?
通常、一寺に一躯を奉ればよいといわれている兜跋毘沙門天(とばつびしゃもんてん)が16躯もあったり、本尊仏になる仏像が多いことや、未完成の仏像があることなどから、かつてここは丹波仏師の工房だったのではないかという説があるよ。
でね、他の仏像ではあまり見られないお腹がぽっこと出ている仏像が所蔵されていて、これは達身寺様式と呼ばれているとか。
「達身寺様式」のぽこっとは、人気がありそうだね。
奈良の東大寺の古文書の中に丹波講師快慶と記されており「私は丹波仏師である。もしくは丹波の地とつながりの深い仏師です。」とあることから、快慶はここ達身寺から出た仏師ではないかと・・・しかし、古文書が達身寺には残されておらず、謎多き寺と呼ばれているんだ。
十九山達身寺 概要
( 最新情報は公式ページ・問合せ先にてご確認下さい。⇒ 公式サイト)
名 称 | 十九山 達身寺(じゅうくさん たっしんじ) |
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別称 | 達身寺 / 丹波の正倉院 |
所在地 | 〒669-3626 兵庫県丹波市氷上町清住259 |
山号 | 十九山 |
宗旨 | 曹洞宗 |
寺格 | 別格本山 |
本尊 | 阿弥陀如来 |
創建年 | 不明 |
開基 | 伝・行基 |
札所等 | 丹波古刹十五ヶ寺6番 / 西国薬師四十九霊場25番 / 氷上郡西国番外霊場 |
文化財 | (国・重要文化財)木造阿弥陀如来坐像・木造十一面観音菩薩坐像・木造薬師如来坐像・木造仏像9躯 (兵庫県指定文化財)34躯 (丹波市指定文化財)33躯 |
参拝時間 | 09:00~16:00 |
休日 | - |
電話 | TEL: 0795 82 0762 |
拝観料 | 400円/1人。 |
駐車場 | 有り |
アクセス | ・ JR福知山線「石生」駅または「柏原」駅下車→神姫バス「佐治」行乗車→「成松北町」バス停下車→徒歩約1時間。 [タクシー] 八千代タクシー: 0795 82 1011 0120 101182 氷上交通タクシー: 0795 82 0449 0120 722918 ・ 中国自動車道・吉川I/C~舞鶴若狭自動車道・春日I/C ~北近畿豊岡自動車道・ 氷上I/C下車。 |
その他 | ・ カタクリの群生地(4月初旬見頃)。 ・ コスモス祭り(10月上旬)。 ・ 独鈷の滝。 |
達身寺の歴史
めもめも(知っ得情報)
- 仏像の数はとても多く、ご本尊の阿弥陀如来坐像をはじめとする重要文化財の仏像12躯、県の指定文化財が34躯、市の指定文化財が33躯など作りかけのものも多数ある。
- お腹がぽっこと出ている仏像が所蔵されていて、これは達身寺様式と呼ばれている
- 「丹波の正倉院」の別名がある。
参考資料・サイト
- 達身寺 ⇒ クリック
- 丹波市の観光案所・丹波市観光協会 ⇒ クリック
- 丹波かたくり・達身寺・コスモスの花のホームページ ⇒ クリック
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「円仁の弟子本聖がこの地に庵を結び、黒川の水中に不動尊像を感得して一宇を建立。」(木内尭央監修『国の宝を育てる - 最澄・その人と教え - 』鈴木出版,
1984, p.237)
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