[万葉集] 万葉集って、なあに?日本に現存する最古の和歌集とは。

[ 万葉集 ]
万葉集って、なあに?

 

ワンポイント情報☆彡

 

 

 

 

新元号「令和(れいわ)」と決まる


 平成31年4月1日(月)、新元号を「令和(れいわ)」と決まった。
 この新元号「令和」の出典は「万葉集」なんですね。

 

 「令和」は、『万葉集』巻五にある「梅花の歌三十二首并せて序」、この「序」の文から採用されたんだって。

 

『万葉集』巻五にある「梅花の歌三十二首并せて序」については、こちらのまとめをご覧下さい。
[ 新元号 ] 令和(れいわ)と万葉集・巻五 梅花の歌三十二首并せて序⇒クリック

 

 

 

万葉集ってなぁに?

 

 万葉集が日本の古典とまでは、知っているけど、「万葉集」ってなあに?

 

 

 『万葉集』(まんようしゅう、萬葉集)は、奈良時代末期に成立したとみられる日本に現存する最古の和歌集で、その中の歌は、誰もが一度はふれたことのある身近な、親しみのあるものです。でも編纂の時期や成立年などなど、まだまだわかったようでわかっていない事があるので、これは何でだろう?と思ったら、それをテーマにして万葉集にふれてみて下さい。
 

 たしかに、万葉集には解明できていないこともたくさんありますが、様々な立場や地域の多くの人が歌った歌それぞれには、古代を知るたくさんのキーワードがあるんですね。それだけでもワクワクしてくるのが、万葉集の興味深いところです。

 

 万葉集は和歌の原点だから、時代時代で読まれ、さまざまな作品にも影響を与えています。挽歌に絞り込んだり、地域で絞って方言を調べたり、洗濯という視点から洗濯の様子を知ったりと、楽しみ方、いろいろありますね。

 

『万葉集』ワンポイント☆彡

  • ・日本に現存する最古の和歌集。
  • ・体裁が整った成立は、奈良時代末期とされる。編纂から成立までの経緯はわからないことが多い。
  • ・759年(天平宝字3年)までの約130年間の歌が全20巻。成立順に4期に分けられて収録されている。
  • その内容は、様々な身分の人達がが詠んだ歌4,500首以上(うち作者不詳の和歌2,100首以上)が集められている。
  • ・万葉集の和歌は、すべて漢字(万葉仮名を含め)で書かれている。
  • ・編纂には大伴家持が、関わったとみられている。
     成立に関しての説は、勅撰説、橘諸兄編纂説、大伴家持編纂説などがある。
  • ・現存する最古の写本は、11世紀後半ごろの『桂本万葉集(かつらぼんまんようしゅう)』(巻第四の一部のみ)。五大万葉集(桂本・藍紙本・金沢本・元暦校本・天治本)のひとつである。
  • ・完本では、鎌倉時代後期と推定されている『西本願寺本万葉集』が最も古い。

 

デジタル画像で『萬葉集』を閲覧してみよう

 京都大学附属図書館所蔵『萬葉集』のデジタル画像を、京都大学貴重資料デジタルアーカイブのサイトからデジタル画像で閲覧してみよう。
・京都大学貴重資料デジタルアーカイブ ⇒クリック

[出典: 京都大学貴重資料デジタルアーカイブ 京都大学附属図書館所蔵『萬葉集』]

 

 

 

参考情報☆彡

 

 「梅花の宴」の開かれた場所は、奈良時代に大宰府の長官、大伴旅人邸とされ、現在は太宰府政庁跡(福岡県太宰府市)として、礎石、門や回廊、周辺の役所跡等が整備され、公園となっています。


  • 大宰府政庁跡 〒818-0101  福岡県太宰府市観世音寺4丁目6-1 
  • 大宰府展示館 〒818-0101  福岡県太宰府市観世音寺4丁目6-1
  • 坂本八幡宮 〒818-0133  福岡県太宰府市坂本3-14-23
  • 太宰府観光協会 TEL 092-925-1899  福岡県太宰府市宰府3丁目2-3 太宰府館内 ⇒クリック

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

2019年05月01日