[奈良・大和郡山]
浦上四番崩れ流配者記念碑・カトリック大和郡山教会・大和郡山
浦上四番崩れ流配者記念碑・カトリック大和郡山教会
TEL: 0743-52-3268 〒639-1016 奈良県大和郡山市城南町1-33
( 最新情報は公式ページ・問合せ先にてご確認下さい。⇒ 公式サイト )
[ 浦上四番崩れ流配者記念碑・カトリック大和郡山教会]
これって?
明治時代になってもキリスト教徒への弾圧があったんだね。この大和郡山の地でこうした記念碑を拝し、心の中にわきあがる違和感はなんだろう…。
そうなんだよね。明治の維新政府もキリスト教徒(切支丹・キリシタン)への迫害があったんだよ。この碑と関係するのが、「浦上四番崩れ」(下記「知っ得情報」参照)、1869年(明治2年)の出来事なんだ。長崎の浦上のキリスト教徒
3,416人が捕らえられて、この大和郡山へも86名(戸主10名と婦女子76名)の信徒が流され、郡山藩に預けられた。
1873年(明治6年)に帰郷できるまで、苦難の流配生活の中、役人からの執拗な改宗強制をも屈せずに信仰を守り通したんだ。
このカトリック大和郡山教会に建っている碑は、この地で亡くなった長崎浦上の流配者のお墓があった雲幻禅寺(うんげんぜんじ・ 現在の良玄禅寺・同市茶町)から、現在の教会の敷地に移設された。
1865年の大浦天主堂(おおうらてんしゅどう)落成式の直後に長崎・浦上村(うらかみむら)の潜伏キリシタンがプティジャン神父に自分たちの信仰を告白した「信徒発見」と呼ばれる歴史的な出来事に端を発した「浦上四番崩れ」から、このカトリック大和郡山教会の「浦上切支丹流配記念碑」がここにあるんだと思うと「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」や大浦天主堂がとても身近に感じるよね。
[浦上四番崩れ流配者記念碑・由緒書]
浦上四番崩れ流配者記念碑・カトリック大和郡山教会 基本情報☆彡
名 称 | 浦上四番崩れ流配者記念碑 |
---|---|
別称 | 浦上切支丹大和郡山流配者記念碑 |
所在地 | 〒639-1016 奈良県大和郡山市城南町1-33 |
時 間 | - |
見学料 | - |
休日 | - |
電話 | - |
駐車場 | - |
アクセス | ・近鉄橿原線「近鉄郡山」駅→西へ→徒歩約8分。 |
その他 |
知っ得情報☆彡
- 「浦上一番崩れ」…1790年(寛政2年)からの信徒への取り調べ事件。
- 「浦上二番崩れ」…1839年(天保10年)にキリシタンの存在が密告され、捕縛された事件。
- 「浦上三番崩れ」…1856年(安政3年)に密告によって信徒の主だった人たちが捕らえられ、拷問を受けた事件。
- 「浦上四番崩れ」…明治政府の3,000人以上もの潜伏キリシタンを国内の20藩に配流し信仰を捨てるよう拷問。
- 「五島崩れ」…五島で信仰を表明した潜伏キリシタンを捕らえた。
- 「大村郡崩れ」…江戸時代中期に各地でキリシタンが発見され処刑される事件。
- 「天草崩れ」…1805年にキリシタンの検挙事件。
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参考・資料・サイトなど
- カトリック大和郡山教会 ⇒ クリック
- 久保忠八『大和郡山流配浦上切支丹史』
- 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺・長崎県世界遺産登録推進課 ⇒ クリック
- 大和川について>国土交通省近畿地方整備局 大和川河川事務所 | ⇒ クリック
- 大和郡山市のホームページ ⇒ クリック
- 「浦上一番崩れ」…1790年(寛政2年)からの信徒への取り調べ事件。
- 「浦上二番崩れ」…1839年(天保10年)にキリシタンの存在が密告され、捕縛された事件。
- 「浦上三番崩れ」…1856年(安政3年)に密告によって信徒の主だったものたちが捕らえられ、拷問を受けた事件。
- 「浦上四番崩れ」…明治政府の3,000人以上もの潜伏キリシタンを国内の20藩に配流し信仰を捨てるよう拷問。
- 「五島崩れ」…五島で信仰を表明した潜伏キリシタンを捕らえた。
- 「大村郡崩れ」…江戸時代中期に各地でキリシタンが発見され処刑される事件。
- 「天草崩れ」…1805年にキリシタンの検挙事件。
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