[滋賀・大津]
正法寺(しょうほうじ)・別称は岩間寺(いわまでら)・ぼけ封じ観音第4番札所
[滋賀・大津] 正法寺(しょうほうじ)・別称は岩間寺(いわまでら) TEL:077-534-2412 〒520-0869 滋賀県大津市石山内畑町82
( 最新情報は公式ページ・問合せ先にてご確認下さい。⇒ 公式サイト )
[正法寺(しょうほうじ)・別称は岩間寺(いわまでら)]
ワンポイント情報☆彡
- 御利益 : 厄除・雷除・ぼけ封じ
- 初護摩祈祷 : 1月3日
- ご縁日月並み法要 : 毎月17日。※5月・10月の縁日には。ほうろく灸と写経の行事がある。
- 滋賀県大津市と京都府宇治市の境にある標高443mの岩間山中腹に位置する。
奈良時代、養老六年に泰澄(たいちょう)が、加賀白山を開く途上に岩間山を訪れた時、桂の大樹より千手陀羅尼を感得し、その木で等身の千手観音を刻み本尊としお祀りしたのが始まりと伝えられている。
おもな行事・イベント☆彡
この岩間寺(いわまでら)は、京都府との境にあるの?
岩間寺って通称で正式には岩間山正法寺というんだよ。位置的には大津市の南端に位置して、ちょうど京都府宇治市との境にあり岩間山の山頂に南面してあるんだよ。
奈良時代に泰澄(たいちょう)大師さまが開かれたんだ。
岩間寺は、養老6年(722年)に加賀白山を開いた泰澄大師によってが開かれたといわれているね。
こんなお話しがあるよ。
「第44代元正天皇、33歳の大厄のときに、泰澄大師の加持祈祷により、天皇のご病気が平癒。そのご褒美として大師の望みで、一寺の建立をすることになった。
そして、大師が建立地を求めて各地を遍歴し、岩間山に来たとき、どこからともなく「千手陀羅尼」が聞こえてきた。それは、なんと桂の木の中からだった。大師はその桂の木で等身の千手観音像を刻んだ。
この霊験を元正天皇にお話しすると、たいそうお喜びになられ、
天皇の御念持仏の金銅千手観音(4寸8分)をその胎内に納め祀りご本尊とし、
岩間山正法寺が創建、元正天皇の勅願寺院である。」
その後、後白河(ごしらかわ)・後宇多(ごうだ)・正親町(おおぎまち)天皇は、たびたび勅願寺院の岩間寺を訪ねた。熊野、吉野にならぶ、日本三大霊場のひとつとしてあった。
長命寺では、古木から光が放たれ、そしてなんと白髪の老人が現れ、柳の霊木で三体の観音像を刻んだ。観音正寺では、突然、人魚さんが現れたりと近江八幡は不思議がいっぱいですね。
歴史があるところは、不思議がいっぱいですね。
あと、本堂の横にある古池は、「芭蕉の池」といわれ、
松尾芭蕉(1644~94)が「古池や蛙飛び込む水の音」を詠んだといわれているよ。
[滋賀・大津]
正法寺(しょうほうじ)・別称は岩間寺(いわまでら) 基本情報☆彡
( 最新情報は公式ページ・問合せ先にてご確認下さい。⇒ 公式サイト )
名 称 | 岩間山正法寺(いわまさんしょうほうじ) |
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別称 | 岩間寺(いわまでら) |
所在地 | 〒520-0869 滋賀県大津市石山内畑町82 |
山号 | 岩間山 |
宗旨 | 真言宗醍醐派 |
寺格 | - |
本尊 | 千手観音 |
創建年 | 伝・養老6年(722年) |
開基 | 伝・泰澄(たいちょう) |
札所等 | 西国三十三所第12番 ぼけ封じ近畿十楽観音霊場第4番 |
文化財 | [国・重要文化財] 木造地蔵菩薩立像・木造不動明王二童子立像3躯。 |
拝観時間 | 09:00~16:30 |
納経時間 | 09:00~16:30 |
休日 | - |
電話 | TEL:077-534-2412 FAX:077-534-6918 |
入山料 | 500円/1人(本堂に内拝できる)。障害者手帳持参無料(介護者1人含)。 |
駐車場 | 有り(無料・平日20 台) |
アクセス | ・JR「石山」駅・京阪電車「石山」駅→京阪バス(52)(53)(54)系統…「中千町」下車→徒歩約50分。※直通シャトルバスを運行(毎月17日運行)。 ・[京都・大阪方面より] 名神 瀬田西I/C→約20分。 ・[名古屋方面より] 名神 瀬田東I/C→約20分。 |
その他 |
めもめも(知っ得情報)
- 「汗かき観音」さん
ご本尊、千手観音さまは、毎夜に日没とともに厨子を抜け出て136地獄を駆け巡り、苦しむひとびとを救済し、日の出頃、岩間山へ戻られる。
その時には、汗びっしょりになられている。そのお姿から「汗かき観音」さんと呼ばれている。 - 「雷除け観音」さん
泰澄大師が当地に伽藍建立のとき、たびたび落ちる雷に困り果て、雷を封じ込めた。
そして、なんで落ちるのかと尋ねた。
雷は、大師の弟子になりたいと。
こうして雷を弟子にしました。そのかわり。岩間寺参詣の善男善女には、雷の災いを及ぼさないことを約束させた。 - 「雷除け法要・雷神祭」:毎年4月17日
- 「雷神爪堀湧泉」
この雷さまは、水の乏しい寺のために、自らの爪で井戸を掘ったとも伝わる。
ここには「沸きいづる 岩間の水はいつまでも つきせぬ法の み仏の影」(元正天皇御製)の歌が伝えられている。 - 『観音霊験記』には、松尾芭蕉と「芭蕉の池」。
- 鎌倉時代編纂『醍醐雑事記』には醍醐寺末寺の筆頭「石間寺」として挙げられている。
【参考資料】
- 正法寺(しょうほうじ)・別称は岩間寺(いわまでら) 公式サイト ⇒ クリック
参考サイト
- 千代神社>滋賀県神社庁 ⇒ クリック