[岐阜・中津川]清水屋資料館・「森さん」こと原一平さんの家・馬籠宿
清水屋資料館・馬籠宿
0573 69 2558 〒508-0502 岐阜県中津川市馬籠4282
( 最新情報は公式ページ・問合せ先にてご確認下さい。⇒ 公式サイト )
施設の基本情報☆彡
名 称 | 清水屋資料館 | ||||||
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別称 | 清水屋・「森さん」こと原一平さんの家 | ||||||
所在地 | 〒508-0502 岐阜県中津川市馬籠4282 | ||||||
開館時間 | 4月~11月 概ね 08:00~17:00 12月~3月 概ね 08:30~16:30 | ||||||
休館日 | 不定休 | ||||||
電話 | TEL: 0573 69 2558 | ||||||
入館料 |
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概要 | 中山道の馬籠宿は、木曽の十一宿の最南端。江戸へ江戸へ80里半、京へは、52里半とある。石畳の敷かれた坂にある宿場である。 この清水屋は、島崎藤村の作品「嵐」に登場する「森さん」こと原一平さんのお家なのです。 島崎家と親交があった清水屋には藤村の書簡、掛軸、写真などが展示してある。 中山道の路傍ある碑に「是より北木曽路 藤村老人」があるが、この内容の掛け軸が2階の展示室に展示されている。江戸時代に宿場として栄え頃の時代を感じさせる文書、書画、九谷、伊万里、唐津などの陶磁器や漆器類などの数々が観られ、「藤村いろは歌留多」(島崎藤村作・岡本一平画)など観ていると当時の生活が身近に感じます。 2013年(平成25)、この建物と裏にある土蔵が、国・登録有形文化財に宿場の大型町家として登録されています。 | ||||||
文化財 | [国・登録有形文化財]清水屋建物・土蔵(2013年(平成25)3月29日登録) 清水屋原家住宅主屋>文化遺産オンライン⇒リンク [市・景観重要建造物]清水屋原家住宅(2013年(平成25)8月1日指定) | ||||||
駐車場 | 有り(下入口付近駐車場・無料)参考サイト⇒クリック | ||||||
アクセス | 【電車】名古屋駅→JR・中央本線→「中津川」駅→バス→馬籠宿 【自動車】中央自動車道→中津川I/C→国道19号→約20分→馬籠宿 | ||||||
その他 | 入口入ってのすぐ左に年季の入った酒樽がある。燕の巣が、屋内の人の気配がある所につくられている。 |
「藤村いろは歌留多」(島崎藤村作・岡本一平画)
知っ得情報☆彡
- 馬籠脇本陣史料館の前に、山口誓子の句碑がある。この碑は、昭和57年12月に建立で、文字は山口誓子自身の筆になるものである。
山口誓子の句碑
「荷道の坂に熟柿灯を点す 誓子」
- 十辺舎一九の狂歌碑
「渋皮の剥(む)けし女は見えねども 栗のこはめしここの名物」 - 正岡子規の句碑
「桑の実の 木曽路出づれば 穂麦かな」子規
- 芭蕉の句碑
「送られつ 送りつ 果は 木曽の穐」
- 島崎藤村の「是より北木曽路」の碑
「是より北木曽路 藤村老人」
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『かけはしの記』に書かれた木曽路の印象。
「妻籠通り過ぐれば三日の間寸時も離れず馴れむつびし岐蘇河に別れ行く。何となく名残惜まれて若し水の色だに見えやせんと木の間/\を覗きつゝ辿れば馬籠峠の麓に来る。馬を尋ぬれども居らず。詮方なければ草鞋はき直して下り来る人に里数を聞きながら上りつめたり。此山を越ゆれば木曾三十里の峡中を出づるとなん聞くにしばしは越し方のみ見かへりてなつかしき心地す。
白雲や青葉若葉の三十里
山を下れば驟雨颯然とふりしきりて一重の菅笠に凌ぎかね終に馬籠駅の一旅亭にかけこむ。夜に入れば風雨いよ/\烈しく屋根も破れ床も漂ふが如く覚えて航海の夢しば/\破らる。」
(出典:正岡子規著「かけはしの記」『現代日本紀行文学全集 - 中部日本編 - 』ほるぷ出版, 昭和51年8月, pp. 147-153)
参考サイト
- 中山道木曽路馬籠宿 馬籠観光協会のオフィシャルサイト ⇒ クリック
馬籠観光協会
TEL 0573-69-2336(08:30~17:00) FAX 69-2653
〒508-0502 岐阜県中津川市馬籠4300-1
- 馬籠の文化・歴史を感じるWEBアーカイブ / 馬籠ルネッサンス実行委員会 ⇒ クリック
- 清水屋原家住宅主屋(しみずやはらけじゅうたくしゅおく)
>文化遺産オンライン⇒クリック
参考文献など
- 島崎藤村『島崎藤村全集 23 夜明け前 第1部 上』筑摩書房, 1957.10
- 島崎藤村『島崎藤村全集 24 夜明け前 第1部 下』筑摩書房, 1956.5
- 島崎藤村『島崎藤村全集 25 夜明け前 第2部 上』筑摩書房, 1957.10
- 島崎藤村『島崎藤村全集 26 夜明け前 第2部 下』筑摩書房, 1957.12
- 北小路 健『木曽路文献の旅 [正] - 『夜明け前』探究 - 』芸艸堂, 1977年
- 北小路 健『木曽路文献の旅 [続] - 『夜明け前』探究 - 』芸艸堂, 1975年
- 正岡子規『かけはしの記』は、1891(明治24)年8月に書かれ、初出が、『日本』日本新聞社, 1892(明治25)年5月 が、初出。
- 『子規全集 第十卷』改造社, 1929年
- 監修志賀直哉ほか『現代日本紀行文学全集 中部日本編』ほるぷ出版, 1976年
- 正岡子規『かけはしの記』青空文庫, 2003年 ⇒ クリック
- 佐藤孝之編『古文書の語る地方史』天野出版工房, 2010年8月
安池尋幸著「12 木曽からの手紙 夜明け前、相州の海」pp. 142-153
(画像クリックでAmazonチェックできます。)
- 滝沢忠義「馬籠峠」『峠への挽歌 - 信州の峠をたずねて - 』ほおずき書籍, 平成11年, pp. 56-63
- 中山道木曽路馬籠宿 馬籠観光協会のオフィシャルサイト ⇒ クリック
馬籠観光協会
TEL 0573-69-2336(08:30~17:00) FAX 69-2653
〒508-0502 岐阜県中津川市馬籠4300-1
- 馬籠の文化・歴史を感じるWEBアーカイブ / 馬籠ルネッサンス実行委員会 ⇒ クリック