きれいな浜名湖です
[浜名湖の朝景]
浜名湖のデータ
名 称 | 浜名湖 |
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面積 | 70.4 km² |
平均水深 | 4.8 m |
最大水深(湖心) | 13.1m |
湖岸延長 | 128 km |
水面標高 | 0 cm |
水容積 | 330,000,000 m³ |
流出先 | 太平洋 ・ フィリピン海 |
備考 |
浜名湖は、静岡県西部にあって、南の「今切口」で遠州灘に続いています。
そのため海水が入ってきて、湖水は塩分を含んで、潮の満ち引きがあるんだよ。
淡水と海水が混じっている汽水湖(きすいこ)ですね。
浜名湖の成り立ち、歴史をながめるとおもしろそうですね。
浜名湖の原型ができたのは、1万年ほど前と言われてます。
幾度か海水の浸食や浸入を繰り返して、 1800年前頃には外洋との出入り口に砂がたまってふさがり、その後長い間、浜名湖は淡水の湖として存在したとされています。
砂州(さす)ですね。
さすが、よく知っていますね(笑)
この砂州(さす)によって境された淡水湖が、
1498年(明応7年)の明応地震の津波で、湖と海がつながり汽水湖となったんです。
決定的な決壊は、1510年にあった。再びの地震だという説もあるんです。
いずれにしても、湖となって初めての決壊は1500年前後と推定されるのです。
この明応地震は、推定マグニチュードはM8.2~8.4とされ、南海トラフ巨大地震と推定されているですね。
淡水湖の頃の様子・浜名湖南部の遺跡群
淡水湖の頃の様子が遺跡群の資料(写真:舞阪郷土資料館)からもわかるね。
写真:舞阪郷土資料館
汽水湖には、海水と淡水の栄養素が集まるということから、魚などの生物が非常に豊富で、魚の種類も多いのです。
例えばノコギリガサミ、アユ、マハゼ、トラフグ、クルマエビ、ウナギなどです。
魚類338種、甲殻類59種、軟体動物84種とさまざまな生物が生息しています。
舞阪の弁天島には、浜名湖の生態系を研究対象にしている水族館、浜名湖体験学習施設「ウォット」でがあるので行ってみて下さい。
湖の面積としては日本で10番目である。
湖のカタチは、細江湖(引佐細江)、猪鼻湖、松見ヶ浦、庄内湖と4つの枝湾(水域)を持って、これらの面積は湖全体の面積の4割にもなり、このため湖の周囲長は日本では3番目の長さなんです。
佐鳴湖(浜松市中区)って、1つの川、新川を通してつながっているよ。
湖内の北部に礫島(つぶてじま)、南端には弁天島。
この浜名湖のカタチの成り立ちには、遠州地方に伝わる「ダイダラボッチ」の伝説がおもしろいよ。これも読んでみようね。