[開催履歴]
光明山古墳・初の発掘調査・現地説明会 開催・まとめ情報☆彡
光明山古墳 〒431-3303 浜松市天竜区山東2873
( 最新情報は公式ページ・問合せ先にてご確認下さい。⇒ 公式サイト )
[光明山古墳(光明寺参道入口から写・2018/4) ]
ワンポイント情報☆彡
- 光明山古墳・発掘調査現地説明会
平成30年11月23日(金・祝)に平成30年11月から行っていた光明山古墳の発掘調査・現地説明会を開催した。今回の発掘調査で従来、全長82mとされていたが、後円部北側から古墳端の石列の発見により全長83mを測定した。また、今回の調査では良好な状態で出土した「朝顔形埴輪」の形状は近畿地方と違う独自性のある傾向ということである。 - [浜松] 4/25(土)開催・光明山古墳・講座・見学会「光明山古墳とその時代」・浜松市天竜区役所
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- [参考情報]
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[開催履歴]
光明山古墳・初の発掘調査・現地説明会まとめ☆彡
- 光明山古墳・発掘調査現地説明会
開催日 : 平成30年 11月23日(金・祝)
開催時間 : ① 10:00~ ② 13:30~
会場 : 光明山古墳・発掘現場
申込 : 申込不要・直接会場へ
その他: 荒天中止 - ポイント: この現地説明会では、2018年11月より行っている発掘調査の成果などを調査担当の職員が説明。・発掘調査現場の解説。・光明山古墳の出土品の見学。
- 光明山古墳・発掘調査現地説明会
開催日: 平成30年 4月29日(日)
時間 : ① 10:00~ ② 13:30~
会場 : 光明山古墳・発掘現場
申込 : 申込不要・直接会場へ
その他: 荒天中止 - 光明山古墳は、全長約82mの前方後円墳。5世紀中頃に造られたと推定。
- 浜松市内唯一の前方後円墳。
浜松市文化財課は、平成30年3月12日(月)から、光明山古墳の発掘調査をはじめたよ。
どんな発掘調査なの?
光明山古墳は、全長約82mの前方後円墳で、5世紀中頃に造られたと推定さてれいるんだ。この時代では静岡県の中でも最大級の古墳なんだけど、外寸はわかっていたけどそれ以上の情報は少くないので、今回、初めての発掘調査。
築造された当時の後円部の大きさ、残存状態などの情報を得るために発掘調査実施。
今回は、後円部の斜面、トレンチを3箇所なんだ。なにが出るかわくわくですね。
以下、後円部の斜面のトレンチを3箇所の様子。
(1)後円部の主軸方向トレンチ
ここでは上段の葺き石が良好な状態で残っていた。
[光明山古墳・後円部の主軸方向トレンチ(H30/4/20)]
(2)東側トレンチ
ここでは、中段テラスの確認。円筒埴輪片が出土。
[光明山古墳・東側トレンチ(H30/4/20)]
(3)西側トレンチ
[光明山古墳・西側トレンチ(H30/4/20)]
この現地案内ボード、わかりやすいね。
これによると、ここまでの現調査段階でわかったこと、大きく3つあるんだね。
・ 二段築成である
・ 墳丘斜面に葺き石が施されている
・ テラスや墳頂部には埴輪が並べられていた
[わかりやすい現地案内ボード]
と、2段に造られたことが分かり、中段と最上段での埴輪片の出土、北側トレンチでの基底部から最上段にかけて葺き石の様子や、その葺き石斜面の中腹に幅 2mの回廊も確認されたということからも、かなり強固な古墳だと考えられるということなんだよ。
この墳丘全体を二段に造る構造は、近畿の王墓と類似しています。例えば上石津ミサンザイ古墳(かみいしづみさんざいこふん)などがあります。
ますます、どなたのか好奇心がわくわくです。だって、この時代の最大級、それも前方後円墳だし、またこの天竜という場所と浜松、そして磐田地域を再考するに大きなキーワードだよね。
参考資料・サイト
- 光明山古墳>遺跡の発掘状況>はままつの文化財 ⇒ クリック
- 光明山古墳:静岡県『静岡県史』通史編1 原始・古代、平成6年3月、p. 219,245,404
- 浜松市役所『浜松市史 1』昭和43年3月
- 光明山光明寺 ⇒ クリック