[香川・さぬき]
塚原のから風呂・行基上人と今につながる民衆救済の道
から風呂保存会 TEL:0879-52-1202 〒769-2304 香川県さぬき市昭和1050-4 ( 最新情報は公式ページ・問合せ先にてご確認下さい。⇒ 公式サイト )
[ [香川・さぬき] 塚原のから風呂 入口 ]
「からふろ」って どんな風呂なのかな。きになるよね。
今回は、香川県さぬき市昭和(長尾地区)に現存する「塚原のから風呂」を紹介します。まずは、この「からふろ・空風呂」なるもの、ご覧ください。
[からふろ]
「からふろ」の構造は、見ての通り 幅、1.2m、奥行2.7m、「豊島石(てしまいし)」の石室で、石と石との間は粘土で固めて密閉構造なんです。
「からふろ」って 横穴式古墳の玄室みたい。いまでいうサウナ風呂みたいだね。
でも、1300年前の奈良時代に、行基上人がこちら塚原に来られ「から風呂」を造られたというから、さらにビックリ。どんなきっかけなんだろうか、こちらも大いに気になるところです。
空風呂・から風呂って、石室の中で木を燃やして温め、その熱を利用する古代の蒸気浴ですね。
行基さまがこの時代に空風呂をつくられた時代背景にあったひとつに、当時の讃岐国は貧困、飢饉、そして天然痘などの激しい疫病に苦しめられていました。当時、医療の恩恵を受けられたのは都の貴族や特権階級だけで、地方の庶民は病気になっても「祈る」ことしかできなかった。その中での行基さまの人々の救済のひとつに塚原に「から風呂」があるのですね。
それも、瀬戸内海に浮かぶ豊島(てしま)で採れる豊島石(「熱を蓄えやすく、冷めにくい」という抜群の保温性)を使い、豊島石を積み上げ、隙間を粘土で完全に固めた密閉構造はいまでいう超高温サウナの120℃~160℃を可能にしている。さらにさらに、行基が定めたとされる「独自の蒸し焼き手順」は1300年間ほぼ変わらず受け継がれているといいます。(続く)
『空(から)風呂』の由緒
| 空(から)風呂の由緒 この風呂は今からおよそ1300年の昔 (奈良時代)高僧行基が讃岐の国に来たとき、 もろ人の病気を治すために造ったといわれて いる。風呂の構造は幅、1.2ニメートル、奥行2. 7メートル、豊島石の石室で、石と石との間 は粘土で固めてある。一見、横穴式古墳の玄 室さえ思わせるが、これは、から風呂として 築造したものと思われる。 風呂は午前十時と午後二時の二回たくが、 その要領は先ず、松葉(小枝のついたまま) を石室の中でたき、次にぬれむしろとぬれご もを交互に重ねて、塩をまき、さらにその上 にむしろを敷き、しばらく戸をしめ、むして おき、ひとえの着物に手ぬぐいをかむって入 室し、座布団の上に座って体を温めるもので 原理は近代サウナ風呂と一緒で、中世ごろか ら私たちの先祖が、楽しんで来たといわれる 江戸時代には、高松藩士もよく使用したこ とで有名である。 効能 神経痛・リューマチ・婦人病(冷え症)など |
からふろ の 基本情報
- 名 称: からふろ
- 通 称: 塚原のから風呂
- 管理運営: から風呂保存会 〒769-2304 香川県さぬき市昭和1050-4
- 住 所: 〒769-2304 香川県さぬき市昭和1050-4
- 営業時間: 12:00~21:00 木・金・土・日曜日の4日間営業
- 定 休 日: 月・火・水曜日、盆・年末年始
- 料 金: 700円
- アクセス: 琴電長尾駅から車で約5分
- 駐 車 場 : 数台有
- 無料貸出:頭巾・ぞうり・座布団 無料貸出しています(数に限り有)。
- そ の 他 :パジャマやトレーナ等、汗取り用の衣類とタオル 要持参。シャワー後の着替えが必要な方場合 要持参。
- 公式サイト: https://karaburo0.webnode.jp/
- TEL : 0879-52-1202
[YouTube] さぬき から風呂(からふろ)・オフィシャルチャンネル。
からふろ の 歴史
- [めもめも]
・通称「塚原のから風呂」。
・さぬき市昭和川上にあり、北に白山、熊田池をひかえた風光明媚な場所。
・奈良時代の高僧行基が讃岐に来た時、庶民の病気を治すために造られたといわれてる。
・風呂の構造は幅1.2m、奥行2.7m。豊島石(てしまいし)の石室、石の間は粘土で固めている。 - [からふろ の 歴史]
- 奈良時代: 行基上人が讃岐に来た時に、庶民の病気を治すために造られたと伝わる。
- 江戸時代: 『讃岐国名勝図会・さぬきのくにめいしょうずえ』(嘉永7年)の巻九(香川郡の部)には、塚原温室とみえる。「病に効あり 人多く入室する」とある。武士をはじめ多くの人に利用されていたことが文献等にみえる。
- 明治時代: 明治20年資料には「塚原に温室所あり、病に効ありて人多く入室する」とある。
- 明治44年: 利用者の増加もあり、同型の風呂を東側に1か所増設。
- ー から風呂は、行基上人がこの地に創建して以来、その伝統的な火入れなどの技術や管理・運営を継承してきたのが、地元の旧家・筒井家なのです。長年にわたりこの貴重な施設が地域で維持されてきたのです。祖代々風呂番であった筒井家で後継者がいなくなったことをきっかけに、から風呂は一時閉業。そして、地域の有志へ継承として、地元、長尾町の医師である間嶋禮次郎氏(1875・明治8年生)と大石徳一氏(1912・明治45年/大正元年生)が購入し土地を長尾町に寄付となるー
- 昭和47年 長尾町は、老人福祉センター行基苑を建設。以来長尾町社会福祉協議会が管理運営。
- 平成14年 町村合併でさぬき市となり、さぬき市社会福祉協議会が引き継ぎ、管理運営。
- 平成19年3月末 休止(利用者の減少等の理由)
- 平成20年3月 地元有志が「から風呂保存会」を結成。
平成20年7月6日 オープン。「から風呂保存会」が管理運営。 - 現在に至る
参考資料とリンク
- [香川・さぬき] から風呂保存会・TEL 0879-52-1202
〒769-2304 香川県さぬき市昭和1050-4 ⇒ クリック - [香川・さぬき] 一般社団法人 さぬき市観光協会・TEL 087-894-1601
〒769-2195 香川県さぬき市志度5385番地8 ⇒ クリック - [香川・高松] うどん県旅ネット・香川県観光協会公式サイト
公益社団法人香川県観光協会・TEL 087-832-3379
〒760-8570 香川県高松市番町四丁目1番10号 ⇒ クリック - [香川・高松] 瀬戸内海歴史民俗資料館・TEL 087-881-47071
〒761-8001香川県高松市亀水町1412-2 ⇒クリック
[メモ]
昭和48(1973)年: 竣工。
昭和50(1975)年: 「日本建築学会賞(作品賞)」受賞。
昭和63(1988)年: 「第一回公共建築賞優秀賞」受賞。
平成10(1998)年: 「公共建築百選」選ばれる。
※設計:山本忠司氏(当時 香川県建築課課長)。
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